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2026年03月22日

【大安吉日 人事のコラムVol.13】夏の賞与を「ただのお小遣い」にしない!中小企業が業績アップに繋げる賞与評価のコツ

本日も大安吉日!貴社のますますの発展と、社員の皆様の健やかな働き方を願って、株式会社ヒューマンソリューションから人事コラムをお届けします。


2026年が始まって3ヵ月ですが、経営者様の頭の中にはすでに「夏の賞与(ボーナス)」の算段があるのではないでしょうか。 中小企業において、賞与は給与以上に社長の裁量が大きく反映される部分です。しかし、評価の基準が曖昧なまま「なんとなく」で支給額を決めていると、せっかくの賞与が社員のモチベーションアップに全く繋がらないという悲しい事態を招きます。

 

賞与支給における典型的な失敗事例

賞与の支給において最もやってはいけない失敗が「基本給の〇ヶ月分という固定化」と「どんぶり勘定」での支給です。

多くの企業で「夏と冬、それぞれ基本給の1.5ヶ月分を支給する」といった慣例が定着しています。しかし、会社の業績が良くても悪くても、個人の成績が良くても悪くても毎回同じ額が支給される状態が続くと、社員にとって賞与は「もらえて当たり前の生活給の一部(ただのお小遣い)」になってしまいます。 この状態に陥ると、万が一業績が悪化して賞与を減額せざるを得なくなった際、社員から「生活が成り立たない」「モチベーションが下がる」と猛烈な不満が噴出し、離職の引き金にもなります。

また、「A君は最近よく頑張っているから多めに」「Bさんはミスが多かったから少し減らそう」という、社長の頭の中だけのどんぶり勘定も危険です。評価の根拠が示されないブラックボックスな賞与は、社員同士の猜疑心を生み、組織の空気を悪化させます。

 

賞与を業績アップの起爆剤にするためのステップ

賞与は、社員のベクトルを「会社の利益」に向けさせるための最強のツールです。賞与をただのコストに終わらせないための3つの解決策を解説します。

 

1. 会社の業績(利益)と賞与原資を連動させる

「賞与は利益の分配である」という大原則を社内に浸透させましょう。例えば「今期の会社の営業利益が〇〇円だったから、そのうちの〇%を賞与の総額(原資)として皆に還元する」というルールを透明化します。これにより、社員一人ひとりに「無駄なコストを削って会社の利益を増やせば、自分のボーナスも増える」という強烈な当事者意識が芽生えます。

2. 個人評価の期間と基準を事前に明示する

賞与が「いつからいつまでの働き」に対する評価なのか、社員は理解していますか?例えば「前年の10月から3月までの半年間の成果」を評価対象とするのであれば、その期間中にどのような目標を達成すればどのぐらい評価されるのかを事前に示しておく必要があります。後出しジャンケンでの評価は絶対に避けなければなりません。

3. 支給明細を渡す前に必ずフィードバック面談を行う

賞与の明細を机の上に置いて終わり、というのは非常にもったいない行為です。支給額を決定したら、必ず支給日の前に面談を実施してください。「この半年間、このプロジェクトでの動きが素晴らしかったからこの評価額になった」と、具体的な行動事実と共に賞与を手渡すことで、会社からの承認が伝わり、次への活力が生まれます。

【本日のまとめ】賞与の支給ルールは、単なるお金の計算ではなく、社員の行動を変容させるための強力なマネジメント手法です。夏の支給に向けて、従来の固定的な支給方法から「業績と個人の頑張りが正当に連動する仕組み」への移行を少しずつ検討してみてはいかがでしょうか。自社に合った賞与制度の設計に悩まれた際は、専門的なノウハウを活用することをおすすめいたします。


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